RURIKO


RURIKO

林 真理子
角川グループパブリッシング

価格: ¥ 1,575(税込)
おすすめ度:5点満点で 4点

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5点《てん》満点《まんてん》で 4点《てん》天性《てんせい》の女優《じょゆう》・浅丘ルリコ《あさおかるりこ》

裕次郎《ゆうじろう》、小林《こばやし》旭《あきら》、美空《みそら》ひばり、昭和《しょうわ》の大スター《だいすたー》が感情《かんじょう》たっぷりに生き《いき》ている中《なか》で、淡々《たんたん》と時代《じだい》の流れ《ながれ》に沿っ《そっ》て、その地位《ちい》を不動《ふどう》のものとした絶世《ぜっせい》の美女《びじょ》・浅丘ルリコ《あさおかるりこ》。
フィクション《ふぃくしょん》とはいえ、現在《げんざい》まだ現役《げんえき》である役者《やくしゃ》さんも多数《たすう》登場《とうじょう》し、いろいろな興味《きょうみ》も抱かせ《いだかせ》ながら読ま《よま》せてくれる。
40代《だい》の私《わたし》としては「もう、彼ら《かれら》の時代《じだい》は歴史《れきし》なんだ」と思え《おもえ》て、時《とき》の流れ《ながれ》の速《はや》さにしんみりした次第《しだい》。

5点《てん》満点《まんてん》で 3点《てん》哀しく《かなしく》も華やか《はなやか》な人生《じんせい》

分かりやすい《わかりやすい》文章《ぶんしょう》で、読み《よみ》やすかった。ただ、ルリ子《るりこ》=信子《しんこ》の気持ち《きもち》をもっと知り《しり》たかった。浅丘ルリ子《あさおかるりこ》が、思っ《おもっ》た以上《いじょう》に、coolを装っ《よそおっ》た、情《じょう》のある、頭《あたま》の良い《よい》女性《じょせい》である事《こと》を改めて《あらためて》知っ《しっ》た。

5点《てん》満点《まんてん》で 5点《てん》Behind the Mask

この小説《しょうせつ》は一体《いったい》何《なに》だ!
林《はやし》真理子《まりこ》の小説《しょうせつ》では圧倒的《あっとうてき》に読ま《よま》せる一冊《いっさつ》だと思い《おもい》ます。
大《だい》女優《じょゆう》の回顧録《かいころく》として、私《わたし》は読み《よみ》ました。
映画《えいが》、TV、舞台《ぶたい》と常に《つねに》スター《すたー》として歩ん《あゆん》できた浅丘ルリ子《あさおかるりこ》の生涯《しょうがい》を綴っ《つづっ》ています。
その核心《かくしん》は、
小林《こばやし》旭《あきら》、その妻《つま》であった美空《みそら》ひばり、そして石原《いしはら》裕次郎《ゆうじろう》との関係《かんけい》。
フィクション《ふぃくしょん》とあるが、これは真実《しんじつ》だと思い《おもい》ました。
小林《こばやし》旭《あきら》を挟ん《はさん》で成立《せいりつ》していた美空《みそら》ひばりとの奇妙《きみょう》な友情《ゆうじょう》、
裕次郎《ゆうじろう》との恋愛《れんあい》。
複雑《ふくざつ》だし、面白い《おもしろい》。

我々《われわれ》は石坂《いしざか》浩二《こうじ》の妻《つま》というイメージ《いめーじ》で浅丘ルリ子《あさおかるりこ》を見《み》ていたが、
彼女《かのじょ》は日活《にっかつ》の看板《かんばん》スター《すたー》で、石坂《いしざか》との結婚《けっこん》に至る《いたる》まで不良《ふりょう》とつき合っ《つきあっ》ていたのだ。
石坂《いしざか》浩二《こうじ》との結婚《けっこん》の意味《いみ》を考える《かんがえる》と、
浅丘ルリ子《あさおかるりこ》の人生《じんせい》の激し《はげし》さを思い知らさ《おもいしらさ》れる。

青春《せいしゅん》映画《えいが》の長い《ながい》長い《ながい》後日談《ごじつだん》のようでもあり、
女優《じょゆう》の告白《こくはく》でもある。

林《はやし》真理子《まりこ》は本書《ほんしょ》では徹底《てってい》して裏方《うらかた》に回っ《まわっ》ているように思え《おもえ》る。
いつもの作風《さくふう》ではない。
凄い《すごい》なあと思い《おもい》ました。何人《なんにん》ものスター《すたー》を描き切っ《えがききっ》ている。

おもしろいです。

5点《てん》満点《まんてん》で 3点《てん》昭和《しょうわ》はもう、遠い《とおい》のですね

桐野《きりの》夏生《なつお》のような、執着心《しゅうちゃくしん》にも似《に》た追い《おい》方《かた》ではなく、
小池《こいけ》真理子《まりこ》のような、華やか《はなやか》な筆致《ひっち》を底《そこ》に感じ《かんじ》させるのともまた違っ《ちがっ》て、
林《はやし》真理子《まりこ》のこの「RURIKO」は、淡々《たんたん》と、やや俯瞰《ふかん》から
眺め《ながめ》ているような印象《いんしょう》を抱かせ《いだかせ》ながら、ひとりの女の一生《おんなのいっしょう》をつづっていく。
浅丘ルリ子《あさおかるりこ》。ひどく華奢《きゃしゃ》で、昔《むかし》の少女漫画《しょうじょまんが》に出《で》てくるような
長い《ながい》まつげと大きな《おおきな》目《め》を持つ《もつ》女優《じょゆう》。
彼女《かのじょ》をめぐるこの小説《しょうせつ》には、小林《こばやし》旭《あきら》、石原《いしはら》裕次郎《ゆうじろう》、石坂《いしざか》浩二《こうじ》、そして
美空《みそら》ひばりらが登場《とうじょう》する。
前半《ぜんはん》から中盤《ちゅうばん》にかけては、恋《こい》と愛《あい》を経《へ》て
彼女《かのじょ》が妖艶《ようえん》ともいえる美貌《びぼう》を手《て》にしていく様子《ようす》が中心《ちゅうしん》となるのだが
おすすめは終盤《しゅうばん》だ。
昭和《しょうわ》を代表《だいひょう》するスター《すたー》だった裕次郎《ゆうじろう》やひばりとの別れ《わかれ》。
昭和《しょうわ》という時代《じだい》との別れ《わかれ》。
それが、情緒《じょうちょ》たっぷりと描か《えがか》れるのではなく、
ルリ子《るりこ》の目《め》を通し《とおし》て、静か《しずか》に、じわりじわりと語ら《かたら》れる。
読み進む《よみすすむ》目《め》からは、なぜか涙《なみだ》がにじんでくる。
ああ、きっと本当《ほんとう》にその別れ《わかれ》はつらいものだったのだろう、
昭和《しょうわ》という「時代《じだい》」ではすでに今《いま》はないのだ、という事実《じじつ》をつきつけらて。
本《ほん》の帯《おび》にある「純愛《じゅんあい》ベストセラー《べすとせらー》」という表現《ひょうげん》よりも私《わたし》は、これは、
もう昔《むかし》には戻れ《もどれ》ないのだという事実《じじつ》を、女優《じょゆう》・浅丘ルリ子《あさおかるりこ》という存在《そんざい》を通し《とおし》て
伝える《つたえる》ノンフィクション《のんふぃくしょん》だと思う《おもう》のだ。

5点《てん》満点《まんてん》で 4点《てん》RURIKO

彼女《かのじょ》が全盛期《ぜんせいき》で活躍《かつやく》した時代《じだい》をリアルタイム《りあるたいむ》で知ら《しら》ないので
かえってフィクション《ふぃくしょん》として楽しめ《たのしめ》たのかもしれない。
登場《とうじょう》してくる大物《おおもの》スター《すたー》たちがこの当時《とうじ》実際《じっさい》に
どういう顔《かお》をしていたのか見《み》てみたくなった。
小説《しょうせつ》として割り切る《わりきる》のならもう少し《もうすこし》ひねりがあっても良かっ《よかっ》たと思う《おもう》。

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