クレィドゥ・ザ・スカイ―Cradle the Sky (中公文庫)


クレィドゥ・ザ・スカイ―Cradle the Sky (中公文庫)

森 博嗣
中央公論新社

価格: ¥ 680(税込)
おすすめ度:5点満点で 4.5点

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5点《てん》満点《まんてん》で 5点《てん》もう一度《いちど》「スカイ《すかい》・クロラ《くろら》」から…

シリーズ《しりーず》最終巻《さいしゅうかん》。といっても、時系列《じけいれつ》は「スカイ《すかい》・クロラ《くろら》」が最後《さいご》なのですが。

…「僕《ぼく》」って誰《だれ》?
この本《ほん》はそれにつきる…とまでは言い《いい》ませんが、まさか最後《さいご》の最後《さいご》でこんなに悩まさ《なやまさ》れる
ことになるとは思い《おもい》ませんでした。もはやミステリ《みすてり》です。
もう一度《いちど》、「スカイ《すかい》・クロラ《くろら》」から読み直せ《よみなおせ》ざるをえないじゃないですか!
喜ん《よろこん》で。
何て《なんて》いうか、森《もり》博嗣《ひろつぐ》さんの術中《じゅっちゅう》にはめられたなって感じ《かんじ》です。

気持ち悪《きもちわる》さなんて微塵も《みじんも》残り《のこり》ません。
ただ空《そら》を飛ぶ《とぶ》ことを望む《のぞむ》主人公《しゅじんこう》の姿《すがた》の、なんと純粋《じゅんすい》で、儚い《はかない》ことか。
そんなどこまでも澄みきっ《すみきっ》て、読者《どくしゃ》までも夢《ゆめ》の中《なか》にいるかのような錯覚《さっかく》を起こさ《おこさ》せる
作品《さくひん》なのに、読了《どくりょう》後《ご》の興奮《こうふん》は醒め《さめ》ません。

ぜひ、「スカイ《すかい》・クロラ《くろら》」から読む《よむ》ことをお勧め《おすすめ》します。
そしてこの「クレイ《くれい》ドゥ《どぅ》・ザ《ざ》・スカイ《すかい》」の、最後《さいご》の一言《ひとこと》の余韻《よいん》を楽しん《たのしん》でください。

5点《てん》満点《まんてん》で 3点《てん》主人公《しゅじんこう》は誰《だれ》かという、ミステリー《みすてりー》小説《しょうせつ》だった

前《ぜん》巻《まき》までは、一《1》人称《にんしょう》視点《してん》の語り口《かたりくち》に、ミステリー《みすてりー》で培わ《つちかわ》れたと思わ《おもわ》れる情報《じょうほう》の抑制《よくせい》が効い《きい》ていて、絶妙《ぜつみょう》な小説《しょうせつ》だと思っ《おもっ》ていました。しかし、この巻《まき》では主人公《しゅじんこう》「僕《ぼく》」は誰《だれ》?ということに読者《どくしゃ》の関心《かんしん》が向く《むく》ようになっており、まさに犯人《はんにん》捜し《さがし》をするミステリー《みすてりー》小説《しょうせつ》のようになっています。

私《わたし》は、ミステリー《みすてりー》小説《しょうせつ》を読む《よむ》と、読者《どくしゃ》を誘導《ゆうどう》しようとする姑息《こそく》な作者《さくしゃ》の姿《すがた》が見え《みえ》てきて楽しめ《たのしめ》ないたちなので、他《た》の巻《まき》では感じ《かんじ》なかった不満《ふまん》を感じ《かんじ》ながら読む《よむ》ことになりました。そういった点《てん》で、すこしこの巻《まき》は毛並み《けなみ》が違い《ちがい》ます。
最後《さいご》に主人公《しゅじんこう》は明かさ《あかさ》れますが、どうとでも取れる《とれる》ようなもので、それまたもどかしい。

でも、クサナギとカンナミの関係《かんけい》が示唆《しさ》されたり、物語《ものがたり》の時系列《じけいれつ》的《てき》に次《つぎ》のスカイ《すかい》・クロラ《くろら》での登場《とうじょう》人物《じんぶつ》の気持ち《きもち》を推察《すいさつ》したりと、最初《さいしょ》に戻っ《もどっ》て読み返し《よみかえし》たいという気持ち《きもち》が起き《おき》ますので、シリーズ《しりーず》中《ちゅう》で必須《ひっす》の巻《まき》と言え《いえ》るでしょう。

5点《てん》満点《まんてん》で 5点《てん》どういうこと?先《さき》がきになる・・・!!絶対《ぜったい》続き《つづき》読み《よみ》ますからっ!!

思うに《おもうに》私《わたし》の感想《かんそう》って、本当《ほんとう》に自分《じぶん》の気持ち《きもち》の感想文《かんそうぶん》です。初めて《はじめて》本《ほん》を手《て》にする人《ひと》に参考《さんこう》にはならないでしょうね(笑)《わらい》読ん《よん》だ人《ひと》には理解《りかい》してもらえ得る《える》のかと・・・。あなたはそう感じ《かんじ》たんだ・・と。おっと、ムダ《むだ》話《はなし》!!失礼《しつれい》しました。この本《ほん》は本当《ほんとう》に「どういうこと?」主人公《しゅじんこう》は「誰《だれ》?」僕《ぼく》は・・・って語ら《かたら》れる主人公《しゅじんこう》が本当《ほんとう》にだれなのか・・終い《しまい》近く《ちかく》までわからず・・・・やっとわかったと思っ《おもっ》たら、エピローグ《えぴろーぐ》でまた「どういうこと???」なんとなくわかるけど、どうしてなのか・・絶対《ぜったい》続き《つづき》読ま《よま》ないといけません。逝け《ゆけ》ないんです。精神的《せいしんてき》な意味《いみ》でも快感《かいかん》的《てき》な意味《いみ》でも、すっきりしてイキ《いき》たいんです。イ《い》っちゃいたいんです。この続き《つづき》・・文庫《ぶんこ》本《ぼん》が出《で》たら絶対《ぜったい》読み《よみ》ます。もう、ハードカバー《はーどかばー》では発行《はっこう》されてるんで文庫《ぶんこ》化《か》まちです。最後《さいご》にこの森《もり》さんって作家《さっか》すごくね??

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